こんにちは!いつもブログを読んでくださりありがとうございます🌸
最近私は、自己啓発の名著と呼ばれる 『嫌われる勇気』(岸見一郎・古賀史健 著) を読みました。とても有名な一冊ですが、改めて読んでみると「生き方を根本から見直す」ような気づきが沢山ありました。
中でも特に印象的だったのが、アドラー心理学の核とも言える 「目的論」 という考え方です。
※本記事では、この目的論を「片付け・捨て活」にどう活かせるか?を考えてみたいと思います。
捨て活や断捨離に興味のある方は、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです🙂
◯目的論とは?原因論との違い
一般的に私たちは「過去の出来事が今の自分を作っている」と考えがちです。
例えば、こんなケースを想像してください。
🙍♂️「自分は子どもの頃いじめに遭った。その経験があるから、今は人と関わるのが怖くて引きこもっている」
すごく普通で、当然の考え方のように思えますが、これは「原因論」 の考え方です。
つまり「過去の原因が、現在の結果をつくっている」という見方ですね。
しかしアドラーは全く違う視点を示しました。
🧙♂️「この人は“人に傷つけられるのが怖い”という目的を持っている。だから外に出ないという行動を選んでいる」
つまり、
❌ 過去の原因 → 現在の行動
⭕ 現在の目的 ← 行動の理由
この考え方こそが 「目的論」 です。
言い換えれば、「私たちは過去に縛られて生きているのではなく、未来に向かって行動を選んでいる」ということ。
ここに大きな希望がありますよね✨
◯目的論を「片付け」に当てはめてみる
さて、この目的論。人生や人間関係だけではなく、実は 片付けや捨て活 にも応用できるのでは?と思いました。
例えば、よくあるお悩みの声にこんなものがあります。
🙍♀️「私は忙しくて優柔不断だから、どうしても物を捨てられないのよ〜」
一見すると「忙しさ」「性格」が原因のように思えます。
でもアドラーの目的論で考えると、こんな見方ができるんです。
🧙♂️「片付けられない人は、“暇になるのが怖い”という目的を持っている」
🧙♂️「あるいは、“寂しさを紛らわせたい”から物を手放さずにいる」
つまり、物を溜め込むのも「目的」があるからこそ。
心のどこかで、
- 忙しさに逃げ込みたい
- 孤独感から守られたい
- 自分の存在を確かめたい
こうした無意識の目的を達成するために、物をそばに置いているのです。
◯物があることで安心する心理
実際、物が身近にたくさんあると「落ち着く」という人は多いです。
お気に入りの本や服に囲まれていると、心が満たされたように感じたり、買い物した直後は気分が晴れることもありますよね。
しかし、それは一時的な安心感に過ぎないことも少なくありません。
気づけば部屋がごちゃごちゃしてストレスを感じたり、探し物に時間を取られたり…。
「本当に自分にとって必要な物なのか?」
「それとも“寂しさ”や“暇の不安”を埋めるための物なのか?」
この問いを立てることが、捨て活を進める第一歩になります。
◯理想の生活から逆算する
では、どうすれば捨て活を前に進められるのでしょうか?
答えはシンプルです。
“理想の生活”をまず明確にすること!
例えば、
- スッキリした部屋で毎朝気持ちよく目覚めたい
- 掃除や探し物に時間を取られず、趣味や家族との時間を楽しみたい
- 気軽に人を家に呼べる生活を送りたい
こうした理想像を描いてみるのです。
すると自然に「これは必要」「これは不要」という判断軸ができてきます。
目的がなければ「ただ捨てる」作業は苦しく感じられますが、目的があるからこそ前向きに取り組めるのです。
◯捨て活はテクニックではなくマインド
断捨離や片付けのノウハウ本は世の中に山ほどあります。
しかし、結局のところ片付けは「マインドセット」に行き着くのではないでしょうか。
- 過去に縛られない
- 本当の目的に気づく
- 理想の未来から逆算する
この3つを意識するだけで、捨て活のスピードも心の軽さも格段に変わります。
片付けをすること自体がゴールではなく、
「どんな人生を送りたいか?」
その目的に向かって、物を取捨選択していく作業なのだと思います。
◯まとめ:捨て活マインドを育てよう
『嫌われる勇気』から学んだ「目的論」を片付けに応用すると、
単なる断捨離や収納術を超えて、人生全体の軸を整えることにつながります。
「なぜ片付けたいのか?」
「片付けを通して、どんな暮らしを実現したいのか?」
この問いに答えられるようになると、片付けはただの作業ではなく“自分を見つめ直す時間”に変わります。
捨て活は一見モノとの戦いに見えて、実は 心との対話 なのかもしれませんね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事が少しでも皆さんの暮らしのヒントになれば嬉しいですそれでは、また次回の記事でお会いしましょう🌿

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